YAMAHA V-MAX1200キャブレターの同調
何度かバイクファクトリーでメンテナンスをご依頼頂いているお客様から
「加速時の違和感」特にアクセルを急開したときに加速が悪い,
「エンジン各気筒のバラつきがでてきた」との症状で
作業をご依頼頂きました。
シートを外してダミータンクカバーを外して
エアクリーナ~も外して...V-MAXは結構イロイロ外しますよ。
エアクリーナーBOXを外してやっとキャブレターとご対面。
同調セッティングの前に各気筒のキャブの状態確認しておきます。
ホースの亀裂やキャブのピストンの動き,ダイヤフラムのチェック等々...
チェックや修正を済ませてから初めて同調に入ります。
各気筒の負圧の取り出し口に同調の為,ホースを繋いでいきます。
水冷V型70°4気筒1200cc北米モデル。
1985年 V-AX1200 発売当時は輸出モデルでした。
各ショップや個人ユーザー様が逆輸入で国内に輸入されていました。
今でも根強い人気があり,
輸出仕様のVブースト付きキャブレターモデルは,
現代のバイクに比べると
過激な加速がイイ味出しすぎです!!
いま中古車で買うとかなりお買い得なのも良いところです。
バイクファクトリーでも何台か整備しましたが,
年月を経て電装系に不具合が出やすいモデルかと思います。
少しでも不具合,違和感を感じたら
バイクファクトリーにメンテナンスをご依頼ください。
※すみません。流れで宣伝です。
当時物の貴重なバイクは早めのメンテナンスで
トラブルをかなりの確率で回避できます。
ホースを繋ぎ終えてたところです。
エンジンをかけてメーターを確認してみます。
針が少し不揃いなのが分かるでしょうか?
このV-MAXはメンテナンスを頻繁に行っているほうですが
少しでもキャブレターの同調に狂いがでると
加速時に違和感を感じてしまうんです。
エンジン掛けながら写真を撮りましたので
ちょっと針がブレてるのはご容赦ください。
中古車購入後,同調をとっていないバイクがかなりの確率でご来店されます。
メンテナンス後、自分のバイクの変化に
皆さま驚かれますが,本来の性能に近づいた証です。
4気筒をキレイに同調とると走るのが楽しくなります。